生地問屋に長いあいだ勤めておりました創業者の教えに忠実に、素材はメーカーにこだわらず、世界の価値ある良質な素材を、見本帳ではなく常時2,000着分以上は自社でストックしています。
生地メーカーはおおまかに「ミル」「 マーチャント」「ブランド」の3つに分類されます。
ミルは本来の意味でのメーカー、すなわち毛織物工場でマーチャントは毛織物商社。そしてデザイナーは彼らの顧客の上質な生活のため衣料を中心にあらゆるものをデザインし、そのなかで生地もデザインしています。
TOYOでは自然への敬意を忘れず、良質な羊毛へのこだわりを持ち続けるミルとマーチャントを中心に、ご用途や季節にあった生地をご提案いたします。
Dormeuilドーメル
マーチャント
1842年に設立された現存するウルンマーチャントで、高品質で英国の伝統的な生地を提供し続けています。当初はオーダー用の生地専門でした。1880年代の初期からニューヨークに店舗を構え、1960年には既製服市場に参入し始めます。古くから日本では紳士服は「英国のもの」という認識から、オーダー用生地メーカーとしてはドーメルが他を圧倒していたと言っても過言ではありません。
Scabalスキャバル
マーチャント
1938年オットー・ハーツによりブリュッセルで設立されたスキャバルは、マーチャントと生地のサプライヤーとしてその一歩を印しました。今では世界で有数のウルンマーチャント企業へと成長を遂げ、ヨーロッパ諸国のほとんど、そして世界中の主要都市で確固たる地位を築き、有名テーラー、百貨店、デザイナーにその高級生地を供給し続けています。顧客は有名人、ロイヤルファミリー、大統領、首相、世界で活躍するビジネスマンやエグゼクティブにまで及びます。
Ermenegildo Zegnaエルメネジルド ゼニア
ミル
1910年、イタリア北西アルプスのビエラに程近い、トリヴェロという小さな街でスタートしました。このときの創業者エルメネジルド ゼニアは僅か20歳で、工場にはほんの少しの繊機しかありませんでしたが、1930年には、他社に先駆け服地の織端に「Cloth by Ermenegildo Zegna」のネームを入れることを始め、当時、英国製の独壇場であった市場で、素材・デザイン・機械・行程・職人技すべてにおいて完璧な品質を追求したゼニアの製品は、良質のファブリックとして評価が高まりました。
Loro Pianaロロピアーナ
ミル
1824年に、イタリアでロロピアーナ家が立ち上げたロロピアーナ。高級ウールやカシミアなどを取り扱うブランドであり、それらのクオリティの高さは世界でもトップクラスとなっています。世界中にある最高級カシミアの30%は、ロロピアーナが作ったものであるといわれています。
ロロピアーナの特徴として、他のブランドにはない美しさやしなやかさがあることが挙げられます。肌触りが滑らかで、素晴らしい光沢のある高級素材が多く取り扱われています。
CANONICOカノニコ
ミル
正式名は「VITALE BARBERRIS CANONICO(ビターレ・バルベリス・カノ二コ)」。
ヒューゴ・ボス、カナーリ、コルネリアーニなどの高級ブランドの生地を手掛けており、その実力は量産型メーカーとしては世界一、二を争います。カノニコ社が長年にわたって守り続けているのは、クラシックでベーシックな生地づくりで、製糸から染色、生地生産までを一貫して自社で行う“一貫紡”を採用しています。
FOX BROTHERSフォックスブラザーズ
ミル
英国フランネルの代名詞、フォックスブラザーズは1772年にイングランドの南西部サマセットでトーマス・フォックスにより創業されました。当初はクエーカー教徒の家内制手工業として始まり、その高いクオリティーと量産体制が確立されると、堅牢なサージ生地を王立陸軍に納入するまでになりました。群を抜く高い評価を誇り、サヴィル・ロウを始め世界中の名門テーラーで扱われています。
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